Herbal Healing 薬草芳香植物紹介ブログ

英国在住メディカルハーバリスト&アロマセラピスト リフレクソロジスト/Herbal Healing 運営 RIEKO OSHIMA-BARCLAYの ブログ別館(薬草芳香植物紹介ブログ) こちらのブログでは各薬草、精油の特性や使い方などを記録ご紹介していきたいと思います。

Horse chestnut
/ホースチェストナット(ナッツ)

ホースチェストナット(ナッツ)

英名/Horse chestnut
学名/Aesculus hippocastanum
和名/セイヨウトチノキ
トチノキ科トチノキ属 

 

使用部分:

種子(写真がなくてすいません!)


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主な薬効:

種子:抗炎症 静脈の強壮 血管の抵抗性をサポート 抗浮腫 

 

味/性質:

苦味・収斂・刺激

クール ドライ 

支配星:木星

ドーシャ: PK -  V +

 

注意/禁忌:腎臓疾患を持つ方の多量の使用、内服による胃腸への刺激の可能性(特に多量や長期の使用)。妊娠授乳中、このハーブにアレルギーがある方。

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セイヨウトチノキ、イギリスではホースチェストナッツ 、フランスではマロニエ(marronnier)と呼ばれるこのハーブ。
イギリスでは公園や街路樹などで目にする事ができる、とっても馴染みのある木です。

3~4階の建物くらいまで成長するこの木ですが、うっかりすると、芽が出てきてた!なんて事もあるように、わりと簡単に発芽してしますのでイギリスのお庭では注意が必要です(笑)

秋にできる”Conker コンカーと呼ばれる実を使って遊ぶゲームは「conkers コンカーズ」と呼ばれています。
ウチの旦那も子供の頃には友人達と「コンカーズ」を楽しんだそうですが、
残念ながら最近は「危険だから」という事で、学校などでこの遊びを禁止しているとか??していないとか?? 
2011年のニュースより →

British bulldog 'vanishing from schools' - BBC News



伝統的な遊びの一つなんですが、時代の流れと共に、
この遊びを知らない子供達が殆どになっているのかもしれないですねぇ~~


何で「ホースのチェストナッツ」と呼ばれているかと言いますと、
古代のトルコでこの実を粉にしたものを、麦に混ぜて肺気腫の馬に利用していたことからだそうです。
(参考資料:The Complete Floral  Healer / Anne McIntyre ) 

 

昔は樹皮も下痢止めなどに利用されてきましたが、近年では主に種子が使われます。

種子とその殻にはAescin (escin)が含まれており
抗炎症 静脈の強壮 血管の抵抗性をサポート 抗浮腫 作用を持ちことから

下肢の浮腫
慢性の静脈の血行不全
静脈瘤、痔
足のだるさ、夜間の足の痙攣&痛み
などに利用されています。

乾燥した実を細かく砕いた種子を使う場合、
1~2g
/一日
チンキ剤(1:2 比率のチンキ剤の場合)

15~30ml (1:2)/一週間

が適量となります。
この他このハーブを利用したハーブサプリメントなども見かけます。
サプリメントの場合は、各製品の使用注意や推奨使用量を参考にしてくださいね。

飲用の他、静脈瘤や痔の外用剤にも利用されます。



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バッチフラワーエッセンスでも

「ホワイトチェストナット」として知られているこのハーブ。
私個人、この白を基調にピンク&黄色の色味を持ってまるで
素敵なドレスを着た貴婦人や妖精がダンスを踊ってるような姿の花が大好きでして、
4
月後半から5月初め日本のちょうどGWに満開を迎える
季節を毎年心待ちにしております。

木自体がものすごく大きくて、どっしりしているのに
お花はその全体像から想像つかないほど繊細な姿形をしています。


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同時期に咲くAesculus pavia と Aesculus hippocastanum
の交雑種「レッドチェストナット(ベニバナトチノキ)
Aesculus × carnea」もありますが、薬草として使われるのはセイヨウトチノキとなります。

 

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フラワーエッセンスとしては
「ホワイトチェストナットの花ととその蕾」そして「レッドチェストナットの花」が使われます。

(蕾も写真に収めておけば良かったな〜〜)

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飲用そして外用共に処方によく利用しますが、

注意事項にも述べましたが、

胃腸の不快感などが起こる方もいらっしゃりますので、

個人的にはあまり長期の連続内服処方は行っていません。

(3ヶ月経ったら2~4週間休むなど)

 

個人差があるので、皆様も様子を見ながら利用してみてくださいね。

 

以下参考レシピです。

 

 

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内服例①:下肢の浮腫&痛みに

 

ホースチェストナッツ 

セロリ種

プリックリーアッシュ

 

 

 

内服例②:静脈の血行不全に

 

ホースチェストナッツ 

イチョウ

ビルベリー

ゴーツ コーラ

 

内服例③:痔

 

ホースチェストナッツ 

ブッチャーズブルーム(ナギイカダ)

ビルベリー

ヤロー

 

 

外用:痔 鬱血や出血、痛み軽減に

★カレンジュラクリームをベースに作ったレシピ

 

材料

カレンジュラクリーム30g

ホースチェストナッツチンキ剤3ml 

精油:ロックローズ 2滴、 スパイクラベンダー 2滴、

サイプレス2滴、ヘリクリサム1滴を混ぜて清潔にした患部に一日数回使用。

 

Clary Sage
 / クラリーセージ

クラリー セージ
英名/Clary Sage

学名/Salvia sclarea


和名/オニサルビア


シソ科アキギリ属

使用部分:

花/葉/種

 

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性質:クール モイスト〜ドライ 
支配星:月/水星
ドーシャ: VPK -

注意/禁忌:妊産婦やホルモン依存型の疾患、
乳腺症などへの使用は避ける。             

運転時やアルコール摂取時(前後)の使用も避ける。

 

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【ハーブとして】

クラリーセージはその昔、種の粘液質を利用した煎じ液&浸剤を目に入った異物などを取り除く為などに
使われていたようです。また葉の方も湿布などの形で、
腫れや潰瘍やおできなどにも利用されていたそうですよ〜

ドイツではビールやワインを製造するする過程で使われていたこともあったとか。

もしかしたら今でも伝統的なクラリーセージ入りのワインなどを作っている方も
いらっしゃるかもしれませんね。

 

私個人はクラリーセージを飲用に使う機会はないのですが
もし葉を内服するする際には


・健胃作用

・回復促進

・鎮静 

などの作用を利用した使い方が著名なハーバリストの処方例に挙げられています。
⭐︎プロフェッショナルオンリーの処方箋となっていますが
(FE 1:1 2~4ml )一日数回って結構な量ですね〜

この時期(3月中旬)はまだ精油が豊富に含まれているな季節では無いのですが、
試しに初春のクラリーセージの
葉+精油含有部分茎 をお茶にして見ました。

以外にあっさり! スッキリ系で飲みやすいですね。

精油がもっと豊富な (↓ ↓ ↓ の写真の様な)時期に採集して
フレッシュハーブをお茶ししたら
すごく香りも楽しめそうです。

う〜ん、このハーブを「飲む」ってイメージを一度も持ったことがなかったので、
自分の経験を書き込めない〜〜

なので。。。
今回ハーブとしての記事は 未完成形です御免なさい!
また夏にチャレンジしてもう少しクラリー セージと仲良くなって
理解できる様になりたいと思います!

ここで自信を持って言える事として、
春から夏までの期間
クラリーセージは、本当に飽きる事なく
植物として色々な部分を見て楽しめる!!
そんなハーブという事をお伝えできます。

初春の白っぽい柔らかい葉から
夏になってどんどん大きくなり、葉の色も変化し(硬さもね)
お花は最初はなんだか守ってあげたくなる様な、
繊細で、まるでそこから光が広がる様な姿形ですが、
夏になってどんどん背も伸び、花も完成形になる時には
力強く、そして気品を持っている強い女性の様な、、
それでいて、茎にはあの甘く濃い香りの精油が太陽の光でキラキラ光り輝く様です♡
その香りも周りを圧倒します。(大き様もね〜〜 笑)

か弱そうに見えて
強い。。

強そうに見えて、儚い部分も見える。。

主張ばかりするかと思えば、
周りと調和してたり 笑

面白いハーブですよね。

地植えするときは
必ず 場所を広めにとってあげましょうね〜 爆笑。




 

 

 

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【精油】

抽出部位:
開花中の地上部(花房/茎/葉)から

香り:
ミドルノート
ハーブ系〜草の香りの中に甘い香り、そして森林やバルサムの香りも若干持つ。

      

精油の主な成分:酢酸リナリル、リナロール、ゲルマクレンD、酢酸ゲラニル、スクラレオール、など


主な効能:

・鎮痛作用/抗鬱/リラックス作用
・抗炎症
・抗バクテリア/抗真菌/殺菌
・鎮痙
・中枢神経鎮静
・免疫促進
・通経
・肝臓保護
・アポトーシス作用

この他、女性のホルモンバランス系のケアにも良く使われる精油ですよね。



香りが濃いめなので、あまり多く入れちゃうと “ 主張が強くなっちゃう” ので
ブレンドの際にはお気をつけくださいませ。


あと、禁忌とは言えないのですが、
私は個人差がありますが、
強めの鎮痛剤や鎮静剤などとの併用の際にこの精油の使用を控えたりします。

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英語となりますが成分表をご参考に〜
LabAroma より 


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Dropsmithより 

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……………………………………………………………………............….

ご存知の通り、様々なシーンで役立つこの精油
皆様も一度は手にとった事があるのでは??

精油の蓋を開けてそのまま直で香りを香ってしまうと、
わっ! と驚くくらい、かなり主張が強い香りを持っています。
その為「あ〜ちょっと苦手かも」と言った第一印象を持ってしまう方も多いかもしれません。
上手くブレンドする事でかなり幅のある効果を期待できる♡精油として
役立つ精油なので、第一印象は一旦横に置いておいて(笑)
ぜひ色々楽しんで欲しいですね〜。
…と言いつつ、私自身も実は苦手だった精油なんです。

でも年齢と共に好きになってきた(笑)かな〜


ドーシャを見ると納得なんですが、
基本とてもバランスが取れている精油なので
、
他の精油のとのブレンドで、

時にには寄り添う様に
時には儚げに優しく撫でる様に
時には水の様な涼しげに
時には大きな木の根の様な安定感をもたらす様に

と、
様々な香りの楽しさと、働きを見せてくれます。




 

以下のブレンド例を出して見ましたが、
希釈、禁忌事項などをしっかり守って使ってくださいね!
……………………………………………………………………............….

 

【ブレンド①: 月経痛の痛み緩和&リラックスブレンドA

スッキリした系&ハーブ系

クラリーセージ

スパイクラベンダー

バジル


*適切な希釈での利用&禁忌事項を理解しての利用の事



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【ブレンド②:月経痛の痛み緩和リラックスブレンド B


スパイス系を入れているので
力強くそして少し甘みが残る香りとなっています。



クラリーセージ

ラバンジン


バジル

スターアニス(またはアニシード)


*適切な希釈での利用&禁忌事項を理解しての利用の事





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【ブレンド③:グラウディングなど、心の落ち着きと精神の強壮に】

クラリーセージ

リンデン(あれば)

ローズ(できればオットー)

スパイクナード あるいは ベチバー

ちょっと贅沢なブレンドですが、瞑想や
静かに物事を考えたい時、自信を持ちたい時などに役立ってくれるでしょう。

 

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【ブレンド④: 眠れない夜に

】

クラリーセージ

真正ラベンダー

ゼラニウム

ベルガモッド

馴染みのある香りでまとめて見ました。
眠れない時や、不安な時、イライラする時などにも役立ちます。
(希釈するベースと使い方をきちんと選んだらスキンケアにも使えますよね!)

 

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【ブレンド⑤:静穏とバランスに
】


クラリーセージ

フランキンセンス

ローズウッド

マンダリン

こちらもスキンケアにも良さそうですね。
ざわつく気持ち、焦り、不安など自分自身を取り戻し
心地よい気持ちと静かなマインドをもたらせてくれる様にイメージしてあります。

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いかがでしょう?
この他にも


花粉症の辛い時期の眠りのサポートに


クラリーセージ
フラゴニア
ヒマラヤン シダーウッド
マートル なんかとのブレンドも良いかもですね〜


ね? すご〜く 色々なタイプの香りと共に楽しめるでしょ??

是非皆様も、禁忌や注意事項、そして適量を守って、色々試して見てくださいね。

 

 

 

 



 

Bergamot mint / ベルガモットミント

 

ベルガモットミント
英名/Bergamot Mint
学名/Mentha Citrata

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ベルガモットミント 
あるいはミントベルガモッドと呼ばれているハーブです。
今回はこのハーブから抽出される精油
そしてハーブについてご紹介させていただきますね。

【精油】


抽出部位:葉


香り:ミドル〜トップノート 
      爽やかで 穏やかなミンティ そして穏やかな柑橘系を持つ

精油の主な成分:リナロール、酢酸リナリル、酢酸ゲラニル α-テルピネオール、メンソール など

効能:
・鎮痙
・免疫サポート&刺激
鎮静

ラベンダーとベルガモットを合わせた成分を持ち
その両方の働きをしてくれる精油です。
通常の使用の際は、この精油のが含む成分からわかりますように
*リナノールへのアレルギーを持ち方にとっては使用に関して注意が必要になりますが)

皮膚への使用も(適切な濃度での)とても扱いやすいのも嬉しいですね。


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英語となりますが成分表をご参考に〜
LabAroma より 

 

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そして電子座標軸(日本語あってます??)の表は
こんな感じです。Dropsmith より  
(*こちらで紹介されている精油は Mentha aquatica var. citrata となります)


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ふむふむ〜 面白いですね ♫
では、どんな時に役立つ精油か見てみましょう〜



<精神面のケアに>


リラックス作用

そしてアップリフティング作用を持ち
不安や不眠のケア、そして
心/神経の回復剤としてに活躍してくれます。

 


<免疫>

免疫サポート&刺激にも役立つ精油です。

 


<その他>
更年期のホットフラッシュにも使われたり、
そのフレッシュな香りを利用してお部屋のフレグランスとしてにも。

鎮痙作用もあるから、他にも色々使えそうですよね。

私は利用した事ないですが
咽頭炎などにも利用価値ありとの事。

私の大好きな精油の一つでもあります。

私自身、仕事場で、クライアントのマッサージのトリートメントでも良く使用しますが、
ブレンドせず、敢えて単品使用でマッサージに使う事も多いです。


そして、香りをご紹介する際に
「これは何の香り?」と 問われる事も(そして選ばれる事も)
私のンクライアント様の中でとなりますが、非常に多いですよ!

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【ハーブとして】

ベルガモットミントってハーブティーとしては余り英国では市場に出回っていないんですよね。
米国とかどうなんでしょ? 基本イギリスではドライハーブもチンキ剤も
処方には使う事はない種類のハーブですねえ〜
ということもあり、ベルガモッドミントのハーブとしての
利用への情報はほぼゼロっぽい状況です。


自分で育てて収穫して楽しむしか方法は無いなあと
思っていたところに、偶然にも
フランスのオーガニック市場で見つけた時には
小躍りしました 笑

で、せっかくなので(?) このハーブ浸剤を飲んで
味や性質などを探ってみました。
(注: ドライ のハーブの味/性質になります。また、他の土地で育ったハーブとの比較ができ
無いので、今回手に入ったハーブのロットのみの個人的主観の
覚書となります)

 

味/性質:
刺激 ほのかな酸味・ほのかな甘み
ホット1 ドライ1 

支配星:水星 かな?

とっても優しい香りと味 の浸剤ですが、
やはりミント!の一種ですね〜
若干の刺激を舌に感じつつ、穏やかですが
ぐぐっと体液や要らない熱が動く感じ。
レモンバームともちょっと違うし
Monarda fistulosaとも違う、、
ドライの性質の中に、ほんのちょっぴりクーリングが
入り込むような。
飲んだ瞬間、ほんわり暖かく感じると共に、
意識はすっとクリアになっていきました。

リラックスだけでなく
ストレス時や忙しい時のリフレッシュにも役立ちそうですね!
胸(気持ち)のつっかえなんかもクリアにしてくれるお手伝いも
してくれそう♡
もし苗か種が手に入ったら、育ててフレッシュハーブも
是非味わいたいなあ〜

 

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単品でも美味しく頂けますが、
太陽が恋しい寒い冬のアップリフティング
&リラックス ブレンド を作ってみました♡

 

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ビーバーム/ベルガモッド(モナーダ)

ビターオレンジ葉

ビターオレンジ蕾

マーシュマロウ花部
そしてベルガモットミント 

となります。
(マイナーなハーブブレンドになっちゃいました 笑)

 

 

あ、マーシュマロウは
ブレンドの性質のバランスを取るために
入れてあります。たまたまあったのでお花にして
おりますが、ふつーに葉でもオッケー。
オレンジピールもあれば入れたかったなぁ.....

 

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ビターオレンジの蕾が良い仕事してくれます 笑
熱湯を注いだ瞬間から、このアロマの良い香りが
楽しめます。ちょっぴり冷めても以外に香りも
残ってくれて、お味も穏やかでちょっぴり爽やかな
美味しい系でしたよー。

こうやって偶然に出会えたのも何かのご縁、
なんとかお庭のハーブに仲間入りさせたいなぁ
とハーブティーを飲みながら思案する私です。


 

 

 

Urtica dioica / ネトル

ネトル

英名/Nettle

学名/Urtica dioica 

和名/西洋イラクサ

イラクサ科イラクサ属 

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使用部分:
全草

主な薬効:
葉:
滋養強壮/体質改善
収斂/鬱滞除去/穏やかな血管拡張
抗炎症/抗アレルギー
血糖低下/母乳分泌促進
利尿
止血/浄血/増血

:抗前立腺/体質改善

種:腎臓への滋養/副腎強壮/甲状腺への強壮/元気回復


味/性質:
ほのかな甘味・鹹味・収斂 ・刺激
ホット1 ドライ1 (刺激)
支配星:火星 
ドーシャ: PK - V +

注意/禁忌:
糖尿病の薬を使用中の方などに注意が必要な場合もあり。
根の使用に関して、妊娠授乳中および12歳以下の子供への使用注意を促す文献もあります。


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ネトルは日本でも手に入りやすいハーブの一つですよね。

ネトルってイギリスではどこにでも生えているハーブです。
あまりにも何処にでも生えてしまうので「雑草駆除」扱いになっちゃうんですけどね〜悲


 

さてさて、このネトル、、、
皆様はどのように使用されていますか??


浸剤、チンキ剤の他に、成分調整済みやフリーズドライ製法などの
カプセル剤、錠剤などから、

アルコールフリーのジュースタイプと言った形から、
フレッシュネトルが手に入る場合、
スープに入れたり、
乾燥させて粉にして(カプセルなどに入れて) 利用したり
などなど、色々ありますよね。

「どの形が一番いいのか?」 と言った問い合わせも
ありますが、
私がネトルを処方する場合は、
その人が何に必要としているか、
どんな体質か?? を考慮した上で剤型を選びます。



例えば…..

・抜け毛が気になる、などでしたら 浸剤を冷ましたものを髪を洗うときに外用で使ったり、

・ミネラルやビタミン類栄養補給的に利用するのであれば新芽の時期のネトルを
  フリーズドライにしたの
カプセル剤、錠剤とか、フレッシュジュースなど。

・利尿/浄化作用を利用するのであれば浸剤も。。


などなど。。。。
個人差もありますので、
その人にその症状や体質に適した形を選ぶとベストかな〜と思います。


フリーズドライのネトルは確かに良いですが、
上手に乾燥させたドライネトル(色がすごく綺麗に残っていて、香りも濃くって

うっとりなんですが、この場合、うっかりわしわし素手で触るとネトルのチクチクが
残っている場合も多いのでお気をつけ下さいね〜〜笑)
も十分な効果ありますよ〜〜


また、ネトルと言ったら
「花粉症」と思い浮かぶ方も多いかな?
花粉症の予防などにも活躍するハーブですが、それ以外の役立て方も沢山あるのでレシピを
含めてご紹介していきますね。
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体質改善/抗炎症/浄化作用を活用:

内服例①:体質改善としてかゆみを伴う皮膚のトラブルなどに
ネトル

カレンジュラ

クリーバーズ

バードック


内服例②:蕁麻疹に
ネトル

ハーツィーズ

バイカルスカルキャップ(あるいはクリーバーズ)

バードック

チックウィード





外用:蕁麻疹、湿疹などのかゆみに

★かゆみ&炎症緩和のスプレー(冷蔵庫保存で一週間以内の利用分)


材料

❶ラベンダーまたはジャーマンカモミールなどの芳香蒸留水50ml 

❷アロエベラ濃縮(200倍)パウダー0.15-0.25g(購入した商品の取り扱い説明を確認すること)

❸植物性グリセリン 2ml +精油(スパイクラベンダー(あるいは真性ラベンダー)5滴+ペパーミント1滴+ジャーマンカモミール3滴など)


1)ビーカーに❶&❷を混ぜ合わせて、泡立て器などを使って
❷が良く溶けるまで混ぜ合わます。


2)50mlガラス容器(スプレータイプ)を用意しておきます。そこに❸の
グリセリン そして精油を入れてよく混ぜ合わせておきます。
よく混ぜ合わさったら、1)の材料を2)に注ぎ、しっかり混ぜて出来上がり。



……………………………………………………………………….

 

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その消炎作用/浄化作用や刺激作用から、
関節炎やこわばり、血行不良などにも使われるハーブです♫

内服例①:冷え/血行不良などが影響する関節のこわばりや浮腫みに

ネトル

バードック

セロリ種

プリックリーアッシュ(少量)


 

内服例②:炎症や痛みを伴う関節炎に

ネトル

デビルズクロウ

ターメリック

内服例③:痛風に

ネトル

バードック

セロリ種


……………………………………………………………………….

滋養強壮/増血作用を活用

他にも色々なシチュエーションで役立ちますが、

ネトルは女性の毎月の月経の際にも活躍します。

内服例①:多出血などに伴う月経の間や後の貧血や疲労感に悩まれる方に
(生理前から飲んで見てね〜)



★日本で手に入れやすいハーブでのレシピですと。。。。

アンジェリカ(日本ではヨーロッパアンジェリカ??が手に入るかな??)少量

ネトル

ホーステール

レディースマントル

ラズベリー葉

シベリアンジンセン 
こんな感じかな〜

イギリスでですと、

アシュワガンダ

レディースマントル

ネトル

何首烏 

当帰あるいはヨーロッパアンジェリカ(少量)
などなど、、、も使ったりします。






女性だけじゃなくって
男性でも
「な〜〜んか疲れやすいな」って方にもネトルは活躍してくれますよ!



 

内服例②:な〜んか疲れが溜まって、スタミナ不足という時に。

ロディオラ
(↑あるいは、キャッツクロウ+リコリス(少量/短期使用)

シベリアンジンセン

ネトル





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体質改善/抗アレルギー/鬱滞除去

花粉症の他、喘息や痰を伴う咳などにも活躍してくれるハーブです。

花粉症の始まる数ヶ月前から飲用して予防としても大活躍してくれますよ〜


 

内服例①:花粉症の季節の鼻炎などアレルギー症状の緩和に



ネトル

エルダーフラワー

プランテイン(あるいはリブワート)

アイブライト

リコリス(少量) など



★イギリスの場合ですと、ゴールデンシール、バイカルスカルキャップ、ゴールデンロッドなども
多く利用されます。



 

内服例②:感染後にも続くクリアな痰を伴う咳に



ネトル

マレイン

タイム

アニシード
(★イギリスの場合、少量&短期使用にてコルツフットも利用するケースもあり)


……………………………………………………………………….

ネトルの種も使われます。
腎臓の働きのサポートや甲状腺の機能の低下などにも使われます。

内服例①:甲状腺の低下(マイルド)からの疲労などに/処方箋を飲んでいないケース
ネトル種

ロディオラ

ブラダーラック

コレウス

 

ネトルの根
良性の前立腺肥大や残尿感の軽減などに使われていますよ〜



内服例②:良性の前立腺肥大を伴う残尿感などに

ネトル根 (→あるいはソウパルメット)

レッドクローバー

カウチグラス

ブチュー(短期使用)

…………………………………………………………………..

いかがでしょうか?? 
ネトルも豊富な使い道がありますよね〜


私もネトルにはとってもお世話になります。

特にフライトの後に循環が動いていないときや、

初春に身体の浄化をしたい時など、
そんな時には消化器系のサポートのハーブなどと一緒に、

必ずと言って良いほど利用するハーブの一つです。


個人的には(体質的に)、こう言った浄化作用の利用の場合は、
チンキ剤よりも浸剤のブレンドを使う時が多いかな???


飲みやすい部類のハーブですし、
皆様もぜひ上手く利用してみてくださいね。

Calendula officinalis

マリーゴールド
英名/Marigold
学名/Calendula officinalis
和名/トウキンセンカキク科キンセンカ属

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使用部分:
主に花部、または全草

主な薬効:
創傷治癒/消炎作用/穏やかな殺菌
消化促進/苦味強壮/胆汁分泌促進使用
抗バクテリア/抗真菌/抗ウイルス
免疫力促進/リンパ系の活性と浄化
穏かな発汗/鎮痙作用
収斂/止血作用
月経調節


味/性質:
甘味・苦味・鹹味・ほのかな辛味ホット 1 (穏やかな発汗作用)
シチュエーションに応じ 乾/湿の両方の性質を示す 
ドーシャ: PK −  V+

支配星:太陽 サイン:獅子座

禁忌/注意:キク科の植物に対してアレルギーがある場合。

妊娠初期の多量使用は避けること。

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主な薬理作用を見ていただけるとわかりますが、バラエティーに富んでいますよね。その中でも創傷治癒/消炎作用 の二つにはかなり定評があるハーブです。写真のように、お花を植物油に漬け込んで作られる『カレンデュラ浸出油』はハーブを学んだ方であれば知らない方はいらっしゃらいと言うくらい、今ではハーブ愛好家の中では人気のアイテムの一つですよね。『カレンデュラ浸出油』をベースに作る、クリームや軟膏も傷や湿疹だけでなく、あかぎれなどの季節に欠かせな〜いアイテム♫
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『カレンデュラ浸出油』

 
あ、、たま〜にこの『カレンデュラ浸出油』をつけると余計に痒くなってしまうという方もいらっしゃいます。使っている植物油に反応している場合もたまにあるので、気になる方は、異なる植物油にチェンジして再度作って見てくださいね〜。ちなみに『カレンデュラ浸出油』は私の世代のハーバリストは温熱方(湯煎で作る/Infused oil)での製作をする方が多いかな〜。温室や、日本の暖かい気候などであれば、太陽光線法/ Macerated oils でも十分に作れると思います。(イギリスの場合気温がイマイチ低いからね〜笑)

 


外用としての創傷治癒作用は:
傷、火傷、日焼け、出血部分、化膿した傷や部分、潰瘍、ニキビ、湿疹などからおむつかぶれや虫さされなどにも活躍します。うがい薬などでは:口内炎・歯肉炎、扁桃腺などにも利用できます。浸剤を冷やして使ったり、チンキ剤を水で薄めて使って見てくださいね。

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創傷治癒/消炎作用に関しては内服/外用の両方の利用

マリーゴールド/カレンジュラが特に利用されるケースと言いますと皮膚疾患と婦人科系の疾患がやはり多いのですが私は皮膚疾患では必ずと言って良いほどマリーゴールド/カレンジュラのハーブ、チンキであれば通常25%度数のチンキ剤を利用する事が多いです。バクテリア感染などの場合90%度数のチンキ剤を利用する事が多いです

 

参考までに簡単な内服ブレンド例を挙げて見ますね。
症状や心身の状況、体質などによって使うハーブは変わりますので、
あくまで参考例となります。

 

 

内服例①:膿を伴うにきび炎症に
カレンジュラ25%
カレンジュラ90%エキナセア(angustifolia)根
オレゴングレープルート
バードック根 

内服例②:炎症やかゆみを伴う乾燥タイプの湿疹に
カレンジュラ25%
ダンデライオン根
クリーバーズ
チックウィード


内服例③:むくみ、冷えなどもある治りの悪い皮膚の状態に
カレンジュラ25%
クリーバーズ
ヤロー
オレゴングレープルート


あ!もちろんハーブティーでも大丈夫ですよ。
実は、皮膚の状態によってはハーブティーの方がベターという時もあります。

外用例: かゆみを伴う湿疹
カレンジュラ浸出油に皮膚の状態に合わせた適量(適切な%)の以下の精油を(ヘリクリサム/ジャーマンカモミール/ラベンダー)ブレンドし塗布、あるいはこのブレンドしたオイルをアロエベラジェルなどに混ぜて塗布も可能。

シンプルに浸剤を冷やして患部に湿布するのも有りです!

などなど、書き出したら長くなってしまうので数例にしておきますね〜

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皮膚トラブルだけでなく婦人科系の疾患でも頻繁に使うハーブの一つです。

内服例①:月経痛を伴う子宮筋腫

レディースマントル
カレンジュラ25%
ラズベリー葉
ターメリック
ローズ

内服例②:月経痛/貧血かつ血行不良を伴う月経不順
カレンジュラ25%
ヤロー
ぺオニー
アンジェリカ
チェストベリー


内服例③:月経時の骨盤あたりの痛みや不快感、お腹の張りやむくみなど
カレンジュラ25%
ヤロー
フェンネル
ジンジャー
ダンデライオン根


外用例:膣カンジダ
膣洗浄に濃いめの浸剤あるいは1〜2分軽く沸騰させた煎剤を冷まして使います。抗真菌作用の高い精油を(パルマローザ、ゼラニウム、ティートゥリーなど)をブレンドして作った膣坐薬を使用直前にカレンジュラ浸出油などに浸して使うなども行ったりします。

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その他にも

このハーブは4つの性質ではホット 1 (穏やかな発汗作用)の性質や ホット2〜3の(体液の流れを高める、体内を温める、殺菌作用)性質をも持つハーブと言われています。ハーブ用語で言うところの『体液をサラサラにする/不必要な体液を体内から動かす』と言った動くをサポートするハーブでもありますので、皮膚の例で挙げたような、『膿』などと言った体に溜まった毒素を排出すると言った目的などにも使いますし、リンパの流れを高める時や、リンパ腺の腫れ、免疫のサポートなどにも使われるハーブです。内服&うがい用例:扁桃腺の腫れに:エキナセア(根あるいは全草)+マリーゴールド 内服例:冷え性タイプでむくみやすいなどの場合:ネトル+マリーゴールド+ジンジャーなどなど本当に多様に渡って使用できる優れもののハーブです。腫瘍などと言った症状や胃潰瘍、消化促進と言った症状にも使用することがありますが、ハーブは体質によってうまく使い分けるモノ……もともと「胃に熱が溜まりやすい」タイプの方などにとってはこのハーブはホット過ぎて合わない場合もありますのでお気をつけてくださいね。

 

このブログについて(はじめての方は必ずお読みください)

英国在住 メディカルハーバリスト、アロマセラピスト、
リフレクソロジスト&ボディワークセラピストのリエコです。

 

英国でのセラピストとしての仕事のお話や、セラピーについて/講座案内/精油の成分や薬草のお話などを
長年綴ってきたメインのブログ 
の記事が増えすぎて、
少しごちゃごちゃになった感ものもありだったので
薬草芳香植物や精油などの紹介ページオンリー(予定) として、こちらのブログを立ち上げて見ました。

 

ハーブや精油(アロマ)を学んでいる方や
栽培、生活に取り入れていらっしゃる方に
少しでもお役に立てる情報がお届け出来ればと願っております。

 

リエコのプロフィールに関しては
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www.herbalhealing-uk.co.uk

 

 

*注意: 植物療法は医療ではありません。
 本ブログで紹介するハーブや植物ベースの製剤、レシピなどは、著者の経験をもとに健康の向上の上に役立ってきたものや、英国にて伝統的に今現在も利用されているものを中心にご紹介しております。
しかしながら、ハーブや精油等の植物療法の製剤の活用は、個人の体質や健康状態によって健康に差し障る可能性もあります。


本ブログが医療従事者によるアドバイスに代わるものではないという事に留意し、何らかの既住症(高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害 他) を患っていらっしゃる方々、病院や薬局などからの薬(漢方薬含む) を内服されていらっしゃる方、妊娠授乳、乳児、幼児への使用などには、医師や専門家に相談の上で安全にお使いください。

 

またその他の方々も、使用法を誤ったりすると逆に健康を損ねる場合もありますので、十分にご注意のうえ、自己責任でハーブや精油をご使用ください。